列車見張員ってどんな仕事?
弊社で行っている《列車見張員》業務は主にJR東海の在来線に於ける保線工事に伴う作業集団が安全に作業出来る様に進来する列車の前駅発車・通過時刻迄の残り時間を定期的に伝え、進来列車を確認したらその旨を集団の責任者に伝えて安全に待避出来る様にする仕事です。
どうすれば列車見張員になれるの?
(一社)日本鉄道施設協会で行う列車見張員(在来線)資格の新規取得講習会に参加して、講習の最後に受ける知悉度試験と運転適性検査(クレペリン検査)・シュミレーターによる実技試験に合格すると資格者証が交付されます。 その後社内での教育と取引先毎の新規入場者教育を受けて実際の現場に立つ様になります。
線路内での仕事って危険じゃないの?
基本的に運行している列車の妨げにならない様に列車と列車の合間で作業する為、危険は伴いますし、それは自身だけでなく作業集団全員の命を預かる重要で責任のある仕事になります。 その為、事故にならず安全に作業出来る様に様々なルールが定められています。 それらのルールを守り、責任感を持って誠実に業務に当たって頂ければ事故は防げます。
どんな危険があるの?
自身の危険として、進来する列車に気付くのが遅れて安全な場所に退避出来ないと、触車事故に繋がり最悪の場合命を落とします。 また、受け持った作業集団が待避出来ずに触車事故に遭えば業務上過失致死傷等の罪に問われる可能性も大きく社会的責任も大きいです。 それ以外では法面の昇降や砕石上の歩行時に注意しないと転倒する等の軽微な怪我の可能性はあります。
事故は頻繁に起きるの?
過去に触車事故は数年に1度位の頻度で起きていましたが、過去の事象を踏まえて、現在は様々な対策やルールが制定され事故が起きない様に努めています。 安全の為に作られたルールを破ると危険に直面する事になりますが、決められたルールを守りやるべき事はやり、やってはいけない事は絶対にやらなければ安全は守られます。
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